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楽しくダイエット・ボランティア

会報誌No21

こすもす 2005.3.1発行

私に出来る事        
   クリスマスコンサートを終えて
  佐藤
 平成十六年十二月十五日(水)、この日私にとって忘れぬ事の出来ない一日となりました。充実感があって、一体感があって、そして心がとても暖かくなって・・・・
「院長先生の提案により総会で決まった、今年のクリスマスコンサート、ボランティアさんでやってみようか。」コーディネーターの村山さんの話に「いいっすね~。やりましょう。」きっかけはこれだけでした。しかし、コンサートの内容、構成等を考えていくうちに次第に不安になり、お調子者の私の性格を少し後悔しました。
 そこで一つのテーマを決める事にしました。それは「家族」。エントランスのカウンターで案内していると、様々な人と触れ合う事ができます。歩く事も大変なお年寄りのご夫婦、ほっぺたを真っ赤にした赤ちゃんを抱いたお母さん、足を折った夫を心配そうに見守る奥さん、普段は髪を染めて生意気な高校生も心配そうな顔をして付き添う家族の前では幼く見えたり・・・・。病院と言う場所がら、訪れる人達は体のどこかに不安を抱え、痛みに耐え、そして心配したり、思いやったり。又、新しい家族が生まれた事を心から喜んだりもします。
 そのような言葉や形には置き換えられないけれども、必ず存在する「愛」とか「感謝の気持ち」を一時間のコンサートで表現出来たらどんなに素敵な事だろうと思いました。生意気なようですが、私の場合ここまでテーマが明確でイメージが膨らんでいるとそのコンサートは八〇%成功でした。そして今回の場合は九九%の自信をもって本番に臨みました(残りの一%はギターの弦が切れた時、うまくアドリブが効くかな~という心配)。その自信の根拠は一緒に出演する仲間の存在です。少ない練習でしたが、皆さんとても集中し真剣に取り組んでいました。私たちの共通の「思い」それは入院・通院している患者さんや、市民の皆さんに少しでも楽しんでもらいたい、痛みや不安を少しでも和らげる事が出来たらという事だったと思います。
 そうしてコンサート当日・・・。中庭のツリーが点灯され気持ちは高ぶりました。緊張している仲間もチラホラ、宮本院長の挨拶の後、本番の始まりです。
 チキンライス~Xマスメドレー~トーンチャイム・星に願いを~もろびとこぞりて・荒野の果てに~手話・見上げてごらん夜の星を~ピアノ独奏・トルコ行進曲~メモリー・オブ・メリークリスマス~きよしこの夜・・・・。 トーンチャイムもコーラスも「思い」に溢れた暖かな演奏でした。きっと聴いてくれている皆さんに伝わっていたと思います。そう感じたのは「見上げてごらん夜の星を」の時、西川さんの「手話は世界共通の言葉です。どうぞ皆さん、ご一緒に」の呼びかけに会場のほとんどの人が手話で答えてくれました。とても自然な形で。
 「思い」を沢山の人達に伝えるという事は、どんな方法であれとても難しい事で、私にとっても貴重な体験となりました。ところで、この文章のタイトル「私に出来る事」それは、小指の先ほどの僅かな物でしかありませんでしたが、皆さんから与えられた事は両手で支えきれない大きな貴重な宝物になりました。ボランティア・コスモスの皆さん、そしてコンサートをバックアップしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

患者さんから
  クリスマスコンサートの感想

★ボランティアさんの合唱がすごく上手だった。

★トーンチャイムもチームワークが良いのかとても上手で、優しい気持ち になれた。

★ボランティアの男性(佐藤良博さん)が、みんな幸せになれますようにと、 祈りを込めて歌った時、小児科に入院している子の母親が泣いていた。

★「見上げてごらん夜の星を」を手話で 歌った時、ボランティアさんの活動 の優しさが伝わってきて、感動のあまり涙がこぼれた。

★バザーも楽しかったし、これからもロビーコンサートを続けてください。

コンサート奮闘記
 加納 
 昨年、院長先生がクリスマスコンサートは、院内でやろうかと言われ、コスモス総会で決まりました。「いいですね」なんて、誰かやるんだろう、と無責任な返答をしていたら、十月のバザーが終わると、「次はクリスマスコンサートの練習ですよ!」という声があり、もうそんな時期とびっくりしました。
 十一月八日(月)午後三時半より、練習がスタート。毎週練習やるんですかって、不安な気持ちをひきずりつつ、ボランティア室に集合し、佐藤(良)さんのギターにのせられて、知らぬ間に汗いっぱいかいて、高校以来の合唱に大口を開けて歌っている自分にびっくりするばかりでした。
 「上手に歌うんじゃなくて、楽しく歌おう!」と言われ、何か気が楽になってしまい、練習に通うのも苦ではなくなったのは、私だけでしょうか。
 難問はトーンチャイム、練習すればするほど、うまくいかずジレンマ。でもみんなの気持ちが一つになり、きれいに演奏出来た時は何ともいえない喜びがありました。
 六回の練習日のうち、成功したのは数える程と思うが、畠山さんの根気よい指導のもと、「星に願いを」気持ちを込めて演奏する事の大切さを知った。本番の最後まで、顔をあげてトーンチャイムを演奏する事はできなかったが、少しでも見て下さった方々に演奏の喜びを伝えられたとしたら、嬉しいです。
 「見上げてごらん夜の星を」を手話を交えて歌う事になり、西川さんより指導を受け、何度も聞いている耳慣れた曲なのですが、手話を覚えるため一言一言を噛みしめながら歌い、何度もジーンと感動が押し寄せて来ました。
合唱曲の「もろびとこぞりて」・「荒野の果てに」も練習する度に、難しく手直しする箇所は増えるばかりでしたが、コンサート成功のためと微調整しながら、又、看護師さんやコスモスの友人たちも、コーラスに参加して下さり、パワーアップして十二月十五日(水)に臨みました。
 当日はミニバザーも開催したので、コンサートだけに集中とはいきませんでしたが、返って緊張せずに済んだかもしれません。
 MC・ボーカルの佐藤さんの口も滑らかに進行し、緊張のトーンチャイムが済むと、みんな表情も和やかになり、合唱曲へとリラックスできたように思えます。
 コンサート後は、充実した気分と見に来てくださった会場の方々と感動を共有でき、心暖まる気分で家路に急ぎました。
 
北海道病院ボランティアネットワーク新年交流会に参加して
                         城 
  二月五日(土)、札幌アスペンホテルにおいて、十二時より北海道病院ネットワークの新年交流会が行われました。
 江別市立病院参加者は十名、札幌、北見、岩見沢、苫小牧などの全道各地から、五五名のボランティアが集まり、有意義な時間を過ごしました。
 はじめに、市立札幌病院の向井会長の挨拶があり、各ブロックの活動状況の報告があり、それぞれ、個性的な活動で感心させられました。
 皆さんボランティアというものを、深く考えて参加されており、私みたいに何年続けてもさっぱり役立たずで恥ずかしく思いました。
 続いて、各ブロックで演し物があり、シャンソンやマジックで和気藹々と過ごし、大トリは、我がコスモス代表手話先生の西川さんによる「見上げてごらん夜の星を」を手話合唱をしました。 全員で心を合わせ、感動を共有し、楽しいひとときを共にでき、参加してよかったと思いました。            
   
院長先生との昼食会  加納
 二月十八日(金)、六回目になるボランティアと院長先生の昼食会が、開かれました。院長先生はじめ看護部長・事務長・管理課長とコスモスメンバー
が二四名参加しました。
 美味しいお弁当を食べながら、日頃ボランティアが感じている病院の改善すべきところや、要望を聞いて下さいました。
 院長先生が、十一月に一〇〇〇時間表彰で大阪に行ったボランティアの話を聞いたり、十二月のクリスマスコンサートについての感想をお話して下さり、中心で活躍してくれた佐藤良博さんの話を聞いて下さいました。
 看護部長は、コンサートを聴いていらした患者さんについてお話をして下さり、体が辛いのを忘れて耳を傾けてくれていたという話には、ボランティア一同感動しました。
 最後に今後の病院には、ボランティアの活動も必要というお話をいただき、微力なボランティアも改めて襟を正し、気を引き締めて活動しようと思いました。

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 第七回コスモス総会のお知らせ
〔時〕四月十四日(木)    午後一時半より三時半まで
〔所〕市立病院二階 会議室にて


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